Webライターに限らず、どんな仕事にも失敗はつきものです。失敗から学べることも少なくない……とはいえ、可能な限り失敗は防ぎたいですよね。
今回は失敗談をいくつか紹介します。ただし案件の詳細は差し控えますのでご了承ください。
対策も紹介しますので、初心者・未経験者の参考になれば幸いです。
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私のWebライター失敗談
現在私はフリーランスでWebライターとして生活しています。月収は会社員時代より上がり、比較的安定。
そんな私も、最初の頃はSEOの知識すらありませんでした。特にセミナーなどは利用せず、実務経験の中で勉強し続けています。
紙媒体出身なので、文章を書くという意味では経験者。とはいえ何の失敗もないというわけではありません。
最近を含め、特に印象に残っている失敗を紹介します。
私のwebライター失敗談1.リサーチでの失敗
文字数 | 7000文字 |
依頼内容 | 転職/企業紹介 |
失敗の内容 | リサーチ違い |
企業情報やプレスリリース、口コミなどを順調にリサーチして、記事執筆開始。記事作成自体は順調で、予定より1日早く納品できそうだと考えていました。
ところが読み返すと違和感が。
しばらく読んでいて、大きなミスに気付きました。企業紹介の記事なのに、あろうことか企業名が違っていたのです。
リサーチ対象の会社と似た名前の、別な会社の情報を調べていました。
そもそも会社名やキーワードは、打ち間違いを防ぐために、普段から手入力しないようにしています。なぜこのときだけ手打ちしてしまったのかは自分でも分かりません。
納品前に気付いたため、すぐに正しい企業名でリサーチし直し、記事を作成しました。納期に余裕があると思いきや、当日、時間ギリギリの納品となりました。
キーワード間違いでの失敗への対策
記事作成時、キーワードは依頼文からコピーしています。当時も同じ対策をしていたはずですが……。しかし、そんなことを考えても始まりません。
ハイライトなどを活用して、繰り返し確認するようになりました。不安要素があれば、受注した段階で確認するように意識しています。
私のwebライター失敗談2.指示書不足での失敗
文字数 | 5000文字 |
依頼内容 | 短文記事多数 |
失敗の内容 | 指示書不足 |
クラウドソーシングでの話です。
指示書を確認して順調に作業して、記事を提出。するとFBを受け、悪い評価が付きました。
しかし不自然です。指示書に記載されていないと感じる指摘ばかりでした。
私はコミュニケーションを積極的に取るタイプではありませんが、業務上必要な確認は頻繁に入れます。
この仕事の対応時も、不明点がいくつかあり、気付いた段階でメッセージを送り、確認を取っていました。受け取った手順書・指示書だけでは分からないことが多かったのです。
継続案件だったので、FBの内容を確認しなくてはなりません。しかしどれだけ見ても、手元の資料には記載されていない話ばかり。私の理解力が足りないのか?と悩んだものです。
そこで思い切ってクライアントに受け取った資料の種類を伝え、FBを受けた内容の記載箇所を確認しました。そこで「必須だった指示書が送られていない」という問題が判明しました。
指示書不足での失敗への対策
このケースは、クライアント側のミスだと考えられます。必要資料が不足しているなら、要望を満たさない記事にもなるでしょう。
原因が分かり、最後には評価も修正されて、解決はしています。
ただ書類の受領時に内容を確認すべきだったでしょう。そこで不足を見つけられれば、不必要な質問はしなくて済んだはず。
現在は資料を受け取った段階で、不足がありそうかどうかを確認しています。
私のwebライター失敗談3.名前での失敗
文字数 | 対象外 |
依頼内容 | 対象外 |
失敗の内容 | 名前を適当に付けた |
クラウドソーシングに登録している名前のことです。つまりニックネームですね。
名前自体は気に入っています。ただ、そのときの気分で付けた名前です。長く使う可能性までは考慮していなかったのです。
些細なことですが「失敗した」と感じています。
名前での失敗への対策
ニックネーム自体は、いつでも変えられます。
ただ変えるなら継続のクライアントに伝えなくてはなりませんよね。
改名するタイミングを逃して現在に至ります。
利用開始時または継続の仕事が増えた時に変えるべきでした。
今から付けるかたは、長く使える名前を選ぶことをおすすめします。
クラウドワークスには以下から登録できます↓ |
私のwebライター失敗談4.単価/報酬での失敗
文字数 | 1500文字 |
依頼内容 | ノンジャンル |
失敗の内容 | 低単価案件 |
数回、単価での失敗経験もあります。超初期で、まだ本格的にWebライターをするとも決めていなかったころ。
確か記事単価は500円で、5本ずつの契約でした。当時はライターとしてSNSを運用していなかったため知りませんでしたが、低単価案件と呼ばれるものでしょう。単価は低いですが、構成もシンプルで納期もなく、1時間で2本書ける内容です。時給換算で考えれば割に合わないというほどではありませんでした。
説明には、対応本数次第で単価アップOKという記載。しかし数か月対応しても単価は上がりません。単価アップの条件を聞いたところ、対応しきれない本数でした。
さらに単価アップの条件を聞いた月で契約終了になったのです。
「家庭の事情でブログを休む」という理由でしたが、本当かは分かりません。
契約当初に確認していれば防げた失敗だったように感じています。
単価/報酬での失敗への対策
Webライターを始めたばかりのころはクラウドソーシングを使っていました。しかし手数料はあまり考慮していなかったのです。もう少しきちんと考えるべきでした。
募集内容に単価アップと記載があるなら、最初に条件を聞いておくと良いでしょう。
私のWebライター失敗談5.ジャンルでの失敗
文字数 | 3000文字 |
依頼内容 | シナリオ |
失敗の内容 | 苦手な内容だった |
ジャンルでの失敗もあります。特に印象が強いのはシナリオです。
シナリオは比較的単価も良い傾向にあります。しかし継続するのが大変です。週に2本前後のお話をコンスタントに考えなくてはなりません。
特に好まれるのは、スカッと系のシナリオ。インパクトの強さが求められます。きつい表現も好まれます。しかし、私はきつめの言葉が苦手。書けないわけではありませんが、ストレスに感じられ継続し続けられませんでした。
ジャンルでの失敗への対策
対策として、私は苦手なストーリーのシナリオは対応していません。
未だにシナリオは好きですし、書きたいとも感じます。ただ合わない内容があることは理解しました。現在は、苦手ではない内容を見つけたら応募するようにしています。
私のWebライター失敗談6.テストライティングでの失敗
文字数 | 1500文字 |
依頼内容 | サービス紹介 |
失敗の内容 | 確認不足 |
怖いことに、比較的最近の失敗です。Excelのセル内にあった重要な指示を見落としました。セルの選択時に表示しきれていない部分があったのです。正直自分でも「ありえない」と感じます。なぜ見落としたのか悔やまれてなりません。
しかも納品直後に気付きました。未だにダメージを引きずっています。
落ちましたが、当然です。
テストライティングでの失敗への対策
届いた仕様書・注意事項を徹底して確認するしかありません。読み返し、見落としがないかチェックするようにしています。
このときは気付いた時点で謝罪し、修正版を提出しました。
Webライターの仕事をするなら「確認」は大事
どれだけ経験年数が増えても、確認は大事だと感じます。Webライター以外の仕事と同じですよね。対応していて不明なことがあれば、なるべく早い段階で確認が必要です。
副業として始めたwebライターですが、現在は本業になりました。収入を安定させなくてはなりません。そこで、いままで以上に、確認を大事にしています。
誰でも多少の失敗はあるもの。今後もゼロというわけにはいかないでしょう。
それでも可能な限り気を付けたいと考えています。
失敗談も読める書籍を紹介していますので以下の記事も合わせてどうぞ