記事作成で使う「PREP」法と起承転結の違いについて|文章作成法

記事作成で使う「PREP」法と起承転結の違いについて|文章作成法

文章の説得力を高める手法の1つが「PREP法」です。ビジネスシーンやライティングの仕事では、PREP法が求められるものもあります。書き方を覚えておくと便利なので、オススメです。

そして文章の作り方には「起承転結」もあります。起承転結もまた、分かりやすい表現手法として好まれるもの。

ここではPREP法と起承転結の違いや、それぞれの特徴・例外などについて簡単に紹介します。



PREP法と起承転結の違いとは

PREP法と起承転結の違いとは

P(結論)・R(理由)・E(具体例)・P(結論)の順に書くのが「PREP法」。

起・承・転・結の順に書くのが「起承転結」。

どちらも文章の分かりやすさをアップさせるものです。

PREP法と起承転結は、順番や用途が違います。

それぞれについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

PREP法とは

P(結論)・R(理由)・E(具体例)・P(結論) 4つで文章を構成するのが、PREP法です。

PREP法を使うと、文章が具体的になって分かりやすくなり、説得力が高まります。

Webの記事や、プレゼンテーションなどで使われるのがPREP法です。

PREP法(プレップ法)とは、簡潔で説得力のある文書の作成やプレゼンテーション時に用いる文章構成方法のひとつである。

Pは「Point:結論または要点」、Rは「Reason:理由」、Eは「Example:具体例やデータ」、Pは「Point:結論または要点」を意味し、最初に結論または要点を述べた後、その理由と具体例を挙げ、最後にもう一度結論または要点を繰り返す構成を指す。(広告デザイン業界用語辞典【PREP法】より)

魅力的な文章は、多くの人に読まれるもの。Twitterも、Instagramも、ブログも同じです。

しかし人気がある投稿の文章が「すべて正確か」「すべて分かりやすい書き方か」といわれたら、そうとも限りません。文章的な正しさに関わらず多くの人が読んでくれるほど魅力がある人柄や記事だ、ということでしょう。独自の個性は、もし持っているなら最高のスキルだといえます。

Webライターの仕事では、個性も活かせます。しかし強い個性がなくても対応は可能です。

ただしPREP法などの使用が求められる例もあるため、覚えておくと便利です。

起承転結とは

起承転結もまた、分かりやすい文章を書くためには重要な知識でしょう。

学校でも習う文章作成法の1つが「起承転結」です。

起=状況説明、承=事件が起こる、転=予想外の展開、結=解決

解釈はいろいろありますが、基本的には上記のような形です。

シナリオの仕事では起承転結を求められる傾向にあります。すべてではありませんが、スカッとする話系の動画は「起承転結」や応用で作られているものが多めです。

起承転結は読み手・聞き手にとって、話を追いやすい作りでしょう。そのため物語性の高い文章では、起承転結を使うと効果的です。

例外

例外

例外も紹介します。例外に考えられるのが以下のようなものです。

  • 小説・詩・映像作品・コラム・エッセイ
  • ネタバレ記事
  • そのほか

ネタバレ記事についてはグレーゾーンでもあります。ただし今回のケースでは該当するため、あえて例外として入れていますので、ご了承ください。

例外1.小説・詩・映像作品・コラム・エッセイ

例外としてまず考えられるのが、小説・詩・映像作品・コラム・エッセイなど。

なぜなら、上記の文章は、理解しやすさだけが重視されるわけではないからです。

特に小説や詩などの表現を求められる文章では、PREP法や起承転結をあまり気にする必要がありません。

例外2.ネタバレ記事

(賛否両論はともかく)ネタバレ系の記事は、漫画・映画・小説の通りに進行させます。

そのためPREPや起承転結は関係ありません。

例外3.そのほか

対応していると、例外1と2どれにもあたらない記事にも出くわします。

たとえば体験談も例外にあたるでしょう。

PREPや起承転結も使えますが、必ずしも求められるわけではありません。

ライターをしていても「PREPは使わない」というかたも多いでしょう。それぞれ対応している記事が違うので、全員に必要になるとは限りません。

PREPで結論を最初に伝える理由

PREPで結論を最初に伝える理由

PREP法で結論を最初に伝えるのは、記事を読んでもらうためです

分かりやすさをアップし説得力を高めると、続きを読んでもらえる可能性が上がります。

たとえば「〇〇とは?」という記事で、結論がいつまでも登場しなければ、分かりづらいと感じるものですよね。

そんな事態を回避できるのがPREP法です。

正直なところ私はPREPが不得意ですが、テクニックとして大事だと感じます。

マスターできているとは感じませんが、普段から可能な限り意識するようにしています。

分かりやすい文章を書くなら漢字の使い方にも注意!→開く?閉じる?記事を書く時の漢字の使いかたを見直そう|文章作成法

SDS法とDESC法

SDS法とDESC法

文章の書き方には、SDS法・DESC法もあります。

あまり意識していなくても、記事の内容次第でSDS法・DESC法になることもあるでしょう。

  • SDS法……要点(Summary)・詳細(Details)・要点(Summary)
  • DESC法……描写(Describe)・説明(Explain)・提案(Specify)・選択(Choose)

今回の話とは大きくズレるので、名前と内容のみの紹介とします。

のちほど記事にする予定です。

記事の内容に合わせた文章法を使おう

記事の内容に合わせた文章法を使おう

今回はPREPと起承転結について、「使う理由」「使う状況」を中心に紹介しました。

前述の通り、PREPは、「プレゼンテーション」にも使える知識です。

日常会話がPREPだと、そっけない印象を受けます起承転結だと盛り上がりは非常に出ますが大袈裟に感じられるかもしれません。ただし覚えておくと便利です。

PREP法を取り入れる記事であっても、若干崩しても良いケースもあります。

必ずしもきっちりとしたPREPを使わなくてはならないというわけではないでしょう。あまり固執するのも良くないと考えています。

要望にあわせ臨機応変に使い分けましょう。

webライターの仕事では「コピペ率」についてクライアントから指定が出る場合があります。「〇パーセント以下」といわれても下がらず「コピペしてないのに」と苦戦した経験を持つ人もいるでしょう。どんなにオリジナルの文章を書いても専門用語が多ければコピペ率は高くなるものです。この記事ではコピペ率の下げ方を実例を使って紹介します。



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