記事作成の作成時に表現方法で迷った経験はありますか。初心者のうちは、どのように表現すべきかまようものですよね。
記事やビジネス文書では「曖昧な表現」の使用は避けます。
日常会話では「あのときのアレ、どうなった?」という会話もありがちなもの。もちろん状況や関係性次第では伝わることもあるでしょう。またチャットやLINEなら分からなくても相手に確認できます。
それでは明確な表現について見ていきましょう。
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Webライターの仕事では分かりやすい文章を書こう
曖昧な表現は言い換えましょう。言い換えの例を出してみます。
原文 | 言い換えの例 |
しばらく様子を見ましょう | 2~3日様子を見ましょう |
塩を少し入れます | 塩を1グラム入れます |
ここでは | 東京都では |
このような場合は | 血行が悪い場合は |
数字や状態、場所などを入れると分かりやすくなるというイメージです。「説明」を目的とした記事は具体的な数字や場所を入れます。
上記の表にある、塩の文章を例に考えてみましょう。
レシピについて調べたとき「塩を少し入れる」と書かれていたとします。普段から料理をするなら料理の内容からイメージできるかもしれません。しかし初心者は「少し」が1グラムなのか5グラムなのか検討がつかない可能性があります。そこで数字が必要になります。 |
ただし1つの文章に同じ言葉が繰り返し出てこないよう注意しなくてはなりません。
記事を書く上で曖昧になりやすい言葉
曖昧になりやすい言葉について実例をもとに、簡単に説明します。興味が出たら、ぜひ掘り下げてみてください。文法を専門に扱うサイトも多数あります。
使用する言葉の種類が知りたい場合は辞書サイトで調べられます。今回はWeblio辞書などを使って調べました。
「代名詞」と「指示語」
代名詞は名前の通り「名詞の代わりに使える言葉」です。一人称単数代名詞、二人称単数代名詞、二人称複数代名詞などに分けることができます。
「連体詞なのか副詞なのか形容動詞なのか」は気にする必要はないと感じます。正直私もその区分けはあまり得意ではありません。参考程度に書き添えていくつか紹介します。いずれも会話では使用頻度が高い言葉ですよね。
わたし、あなた、かれ、だれ | 代名詞 | |
これ、それ、あれ、どれ | 代名詞 | |
ここ、そこ、あそこ、どこ | 代名詞 | |
こっち、そっち、あっち、どっち | 代名詞 | |
この、その、あの、どの | 連体詞 | |
こう、そう、ああ、どう | 副詞 | |
こんな、そんな、あんな、どんな | 形容動詞 |
「副詞」や「形容詞」
副詞や形容詞も曖昧になる可能性があります。
副詞
副詞は次に続く用言(動詞・形容詞・形容動詞)を修飾する、活用のない自立した言葉です。態や程度を表します。可能であれば数字などに置き換えると分かりやすいでしょう。
もっと |
ゆっくり |
とても |
しばらく |
たいてい |
そろそろ |
まっすぐ |
ずいぶん |
かなり |
なお、呼応の副詞と呼ばれる「なぜ」「ぜひ」などは言い換えず使うことができます。
形容詞
形容詞も次に続く用言(動詞・形容詞・形容動詞)を修飾する、活用のある自立した言葉です。基本的に言い切りの形が『い』になるのが「形容詞」です。
大きい |
小さい |
高い |
低い |
新しい |
古い |
厚い |
薄い |
暖かい |
ちなみに「暖かい」は形容詞で「暖かな」は形容動詞です。深く追求すると複雑になるので、ここでは大雑把な説明で終わります。
大小・高低などは可能なら数値に置き換えましょう。
ただし記事の内容によっては形容詞でも構わない場合があります。記事の内容に応じた対応が必要です。
例外
小説・エッセイ・詩・コラム・シナリオ・体験談などは基本的に対象外だと考えられます。なぜなら分かりやすさだけが求められているわけではないからです。
なお今回の記事と体験談の記事を比較すると、雰囲気が伝わりやすくなるかもしれません。良かったらあわせて読んでみてください。
ただし、「彼」「彼女」といった言葉を使い過ぎると、よくわからなくなる可能性もあるので、注意が必要です。
求められている内容にあわせ「曖昧な表現をするか、しないか」を選択してみましょう。
曖昧な表現は言い換えをして分かりやすく!
記事を書くにあたり確認のために調べながら、改めて「日本語は難しい」と感じました。正直なところ「そこまで考えて書くのは手間が掛かる」と感じるかもしれません。
しかし大丈夫です。普段記事を書くうえで「連体詞なのか副詞なのか」まで考える必要はないでしょう。「曖昧な表現は言い換えの必要性を考える」のがおすすめです。
正確に伝えようとすると、曖昧な表現は減ります。
試しに、今回の記事では「この」という言葉は排除して言い換えています。推敲する場合には「曖昧になりすぎていないか」をチェックしてみましょう。