Webライターのデメリット・メリットとは?体験談も紹介

Webライターのデメリット・メリットとは?体験談も紹介

なりたい職業の1位にランクインしたこともある「Webライター」。クラウドソーシングを活用すると、誰でも気軽に挑戦できる仕事です。そのため、これから始めようと思っているかたも多いでしょう。

確かに挑戦しやすい仕事ではあるものの、Webライターは辞めていく人も多い仕事です。挑戦するなら、メリットだけでなくデメリットもチェックしておきましょう。本記事では、Webライターのデメリット・メリットを、一般論だけでなく体験談も含めて紹介します。


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Webライターのデメリット

Webライターのデメリット

Webライターの仕事で感じるデメリットには、多少個人差があります。一般的にいわれているデメリットは次のようなものです。

  • 案件の獲得が難しい
  • 案件によっては金額が安い
  • 収入が不安定である
  • 常に納期がある
  • 目や肩が疲れる
  • コミュニケーション能力が求められる
  • リサーチに時間がかかる

対策も含め、デメリットについて紹介します。

デメリット1. 案件の獲得が難しい

案件獲得の難しさは、Webライターの大きなデメリットです。Webライターとして活動するためには、まず案件を見つけなければなりません。直接契約の仕事なら、「履歴書と職務経歴書を送付して審査に通過したらテストライティング」という流れも多く存在します。何件も続けて落ちると、不安も募るでしょう。

案件獲得の手間を比較的減らせるのが、クラウドソーシングです。代表的なクラウドソーシングには、クラウドワークス・ランサーズなどがあります。絶対の保証はないものの、クラウドソーシングなら報酬を仮払いするシステムがあるため、ルールどおりに使うと支払いの不安も解消できるでしょう。活用するなら、プロフィールやポートフォリオを充実させておくのがおすすめです。

デメリット2. 案件によっては金額が安い

案件によっては金額が安いことも、Webライターのデメリットです。なかには、「搾取案件」と呼ばれる、文字単価0.01円以下の案件も存在します。過去には、『200,000文字で3,000円(文字単価0.015円)』という案件が話題になった時期もありました。Webライターの仕事を始めるのなら、超低単価の案件にくれぐれも注意してください。応募しなければよいだけです。

「3,000円稼げるなら」と思うかもしれません。しかし、200,000文字書くのは簡単ではありません。私はWebライターを本業としていて、比較的執筆文字数が多いタイプです。それでも、20万文字書くには最低でも10日前後かかるでしょう。不得意ジャンルならさらに日数は減ります。1か月に20日稼働するとしたら、1日最低10,000文字です。初心者におすすめできる文字数ではありません。

最初は超低単価の案件からスタートしたライターも大勢います。その案件で学べることも多いでしょう。しかし、初心者だからといって、低単価の案件に応募しなくても大丈夫です。高確率で疲弊するため、「納期までに対応しきれて、納得いく金額」の案件に応募することをおすすめします。

デメリット3. 収入が不安定である

収入が不安定であることも、Webライターのデメリットです。クライアントのすべてが毎月同じ量の仕事を発注してくれるわけではありません。毎日・毎週・毎月・隔月・半年ごと、など発注の量も頻度もさまざまです。1社に依存していると「今月は発注なし」になったとき、収入が落ち込みます。

また、同じWebライターでも収入は人それぞれです。月収が100万円を超えるライターも存在しますが、数万円も有り得ます。そのため、ある程度の貯えがある場合を除き、いきなりWebライターを本業にしてしまうのはハイリスクです。もちろん、副業ではなく本業でスタートするかたもいますが、挑戦する場合は「収入が不安定であること」を念頭に置く必要があります。

参考になるのが、SNSやnoteなどで見かける、ライターの収益報告です。収益報告自体は賛否両論あるものの、参考になるでしょう。

私の場合は、副業からWebライターをスタートしました。副業時代は稼働を控えめにしていたものの、このぶんなら本業にできると考え、少しのお休みを経てフリーランスとして独立しています。「副業としてやってみて続けられそうなら本業にする」のも方法のひとつです。

デメリット4.常に納期がある

常に納期があることも、Webライターのデメリットだといえるでしょう。納期はクライアントによって違います。毎日・数日後・毎月末など、納期のパターンはさまざまです。常に納期があるため、スケジュールを考えて調整しなくてはなりません。たくさん案件を請けたくても、難しいときもあるでしょう。納期に追われて精神的にきつい、と考えるかたもいます。納期の相談に乗ってくれるクライアントばかりではありません。「厳守」の仕事もあります。慣れると問題ないと考えられますが、最初のうちは大変でしょう。

個人的な意見ですが、納期を守るためには以下が大切だと考えています。

  • 体調管理
  • スケジュール管理
  • 自分のキャパシティ

予定どおり納品するためには、体調やスケジュールの管理が必要です。また、自分のキャパシティを知る必要もあります。案件に応募すると「月に何時間稼働できますか」「月に何本納品できますか」といった質問をされる可能性が高いでしょう。慣れないうちは少なめに見積もっておくと安心です。

デメリット5. 目や肩が疲れる

目や肩の疲れも、Webライターのデメリットのひとつです。PCを見る時間がどうしても長くなってしまうため、慣れていても目や肩の疲れには悩まされます。Webライターに限らず、デスクワーク共通の悩みです。私は本格的に忙しくなってくると指も痛くなります。

適度な運動が効果的な対策ではあるものの、忙しくなってしまうと難しいかもしれません。ときどき目を休めて遠くを見る・アイマッサージャーやアイピローなどを活用する、などの対策があります。個人的には、Bluetooth対応で音楽も楽しめるアイマッサージャーがおすすめです。

デメリット6. コミュニケーション能力が求められる

Webライターは、コミュニケーション能力が求められるというデメリットもあります。どちらかといえば、Webライターは人間関係のストレスが少ない仕事です。しかし、クライアントとのやり取りが発生します。仕事にもよりますが、多くは顔の見えないテキストでのやり取りです。言葉足らずだと行き違いが発生することもあるため、対面よりも難しいと感じるかもしれません。読者のニーズに応える意味でも、多少のコミュニケーション能力は必要です。

ただし、礼節を持って対応すれば、それほど困らないでしょう。働いていた経験がある人なら、特に問題ない可能性が高いはずです。

デメリット7. リサーチに時間がかかる

Webライターには、リサーチに時間がかかるというデメリットもあります。執筆にあたってはリサーチが必要不可欠です。得意な専門分野なら、調べずに書ける記事もあるかもしれません。しかし、取材を行う記事も含め、事前のリサーチは必要になるでしょう。記事によってはリサーチが執筆以上に大変な場合もあります。

大変ではあるものの、慣れると効率化は可能です。どう調べるのか、どこに必要な情報があるのかがわかってくると、リサーチの時間は短縮できます。

デメリット8. 基本的に一人作業であるため孤独になる

どのように感じるかは人によりますが、Webライターは基本的に一人作業で、孤独になりがちなのもデメリットのひとつです。忙しくなってしまい、朝から晩までPCと向き合わなければならない日もあります。社交的で孤独が苦手なかたは、つらいと感じられるかもしれません。

ただし、そのぶん対人関係でのストレスは少なめです。一人で自由に過ごすことが好きなかたにも向いていると考えられます。孤独はつらい、と思うのなら、SNSで同じライターをしている人と交流してみるのもよいでしょう。

Webライターが向いていない可能性がある人

Webライターが向いていない可能性がある人

デメリットから、次のような条件にあてはまるかたは、Webライターに向いていない可能性があると考えられます。

  • スケジュール管理が苦手な人
  • 調べものが苦手な人
  • 収入を安定させたい人

納期を守るためにはスケジュール管理が必要不可欠です。スケジュール管理が苦手だと、向いていないかもしれません。リサーチが多いため、調べものが苦手なかたも「大変だ」と感じるでしょう。また、すべて自分で判断して自主的に行動していかなくてはなりません。そのため、受け身で自主的に行動するのが苦手な人は、向いていない可能性があると考えられます。

ただし、あくまで「可能性」の話です。上記に該当する要素があっても、Webライターとして活躍しているかたは大勢います。

スケジュール管理や調べものが苦手なら、無理のない範囲で受注すれば対処しやすくなるでしょう。複数のクライアントと契約して毎月受注できるようになると、ある程度は収入が安定します。

Webライターのメリット

Webライターのメリット

デメリットはあるものの、Webライターはメリットも多い仕事です。代表的なメリットには、次のようなものがあります。

  • 対人面でのストレスが少ない
  • 好きなときに自分のペースで働ける
  • 基本的には初期投資が不要である
  • 案件によってはスキルが不要である
  • 高収入も可能である
  • 未経験・無資格からでも始められる
  • 副業からスタートできる

メリットについても、それぞれチェックしてみましょう。

メリット1. 対人面でのストレスが少ない

対人面でのストレスの少なさは、Webライターの特に大きなメリットです。会社員のように、毎日誰かと顔を合わせることはありません。クライアントとのやり取りは生じるものの、基本的に頻度は少なめです。合わない案件は辞退もできます。

ただし、まったくストレスがないわけではありません。意思疎通がうまくいかなければ、ストレスに感じる場合もあるでしょう。

メリット2. 好きなときに自分のペースで働ける

好きなときに自分のペースで働けることも、Webライターの仕事でのメリットです。納期に余裕さえあれば、好きなタイミングで休日を設定できます。1週間休んだとしても特に問題はありません。ノマドワーカーとして好きな場所で働くかたもいます。セキュリティ対策は必要になるものの、ワーケーションを楽しむのもよいでしょう。

ただし、納期や仕事量次第です。請ける仕事が多いなら、自分のペースでは働けなくなってしまいます。「好きなときにのんびり働きたい」と思うなら、希望に合った働きかたができるよう、案件を調整しましょう。

なお、正社員やアルバイトとして雇われていて出社が必要なインハウスライターは状況が違ってきます。

メリット3. 基本的には初期投資が不要である

初期投資なしでスタートできることも、Webライターのメリットです。基本的には、インターネットに接続できて文字の入力ができるPCがあれば働けます。

ただし、仕事をしていくうちに、必要なものが出てくるかもしれません。取材でボイスレコーダーが必要になる、リサーチが多くて追加のモニターが必要になる、などが考えられます。必要なものは随時揃えてもよいでしょう。

注意したいのが、以下のような初期投資です。

  • 高額なセミナー・オンラインスクール・コミュニティ
  • ハイスペックのPC

役に立つものも存在するものの、セミナーやオンラインスクールには100万円近くかかる高額なものも存在します。「文章力を高めたい」「構成やSEOの知識を身につけたい」と高額なセミナーやオンラインスクールに参加したとしても、仕事を続けていける保証はありません。そのため、セミナー・オンラインスクール・コミュニティなどは、「実績があるか」「設立からどのくらいの年数が経過しているか」「口コミは問題ないか」などをチェックしましょう。知名度の高いサービスが安心です。

ハイスペックのPCは、人によって考えかたが違います。私は「最初は不要」派です。ハイスペックのPCがあれば、「やれること」は増えるでしょう。対応する業務によっては便利かもしれません。しかし、記事を書いてアイキャッチ画像を選ぶ程度なら、ハイスペックのPCでなくても大丈夫です。個人的には、薄くて高機能のノートPCを買うよりは、「デスクトップPCにしてモニター2つ」が便利だと感じます。


基礎からライティングやマーケティングを学ぶ機会は少ないものです。

「ライティングやマーケティングの知識を身につけるためにスクールを活用したい」とお考えの女性には、『SHElikes』が人気です。実際に、SHElikesでスキルを学んだライターさんも活躍しています。

キャリアチェンジをめざしているかたや、企業と雇用契約を締結しているかたは、国の補助金が活用できます。「どのような雰囲気なのか知りたい」というかたは無料体験レッスンへの参加がおすすめです。以下のバナーから『SHElikes』をチェックしてみてください。

メリット4. 案件によってはスキルが不要である

Webライターには、案件によってはスキルが不要、というメリットもあります。ライターと聞いて難しい仕事をイメージするかたも多いでしょう。確かに、何日も頭を悩ませるような記事も多いのが現実です。しかし、スキルが不要な記事も多数あります。

最初のうちは、スキルが不要な記事を中心に対応するのもよいでしょう。また、丁寧なレギュレーション(指示書)が存在する仕事もあります。

ただし、トラブルにつながりそうな仕事には注意が必要です。たとえば、「Googleレビューのサクラ」や「ネタバレ記事」などです。Googleではサクラを禁止しています。ネタバレ記事は内容によっては著作権侵害のおそれがあります。依頼者だけでなく、ライターが検挙された事例もあるため注意しなくてはなりません。

メリット5. 高収入も可能である

高収入も可能であることも、Webライターの大きなメリットです。月収が100万円を超え、法人化したライターも存在します。年齢や性別は関係ありません。高単価の案件を多数獲得できると、かなりの収入が得られる可能性もあるでしょう。

とはいえ、すべての案件が永遠に続くわけではありません。ライバルも多数です。企画の見直し・内製化・メディアの廃止などで、発注がストップする場合もあります。インボイスやAIの進化など、現在ライターを取り巻く環境は少し厳しめです。そのため、将来性を不安視するかたもいます。

継続して対応し続けるためには、勉強してスキルアップしていきましょう。

メリット6. 未経験・無資格からでも始められる

経験・資格不問で始められるのも、Webライターのメリットです。特に経験や資格がなくても対応できる仕事も多数あります。私は経験があるものの、資格は所持していません。それでもライターを本業に活動しています。

ただし、案件次第です。特定の資格や案件を求める仕事もありますので、応募時に確認してみましょう。

メリット7. 副業からスタートできる

Webライターには、副業からスタートできるというメリットもあります。次のようなかたも挑戦が可能です。

  • 本業があって副業に興味を持っている
  • Webライターに興味があるものの続けられるか不安である
  • 無理なく副業したい

必ずしもWebライターを本業にする必要はありません。本業にしたいと思っていても、副業からスモールスタートで始めると、リスクを軽減できます。

なお、本業があるかたは就業規則を確認してみましょう。就業規則で副業についての定めがある場合、違反するとトラブルにつながるおそれがあります。

Webライターが向いている可能性がある人

Webライターが向いている可能性がある人

メリットから、Webライターは以下のようなかたに向いています。

  • 自己管理が得意な人
  • マニュアルを読み込むのが得意な人
  • 自由な時間を確保したい人
  • 高収入をめざしたい人

体調やスケジュールを管理するのが得意なら、Webライターの仕事も対応しやすいでしょう。業務ではレギュレーション(指示書)を読む機会が多々発生しますので、マニュアルを読み込むのが得意な人も向いている可能性があります。

「自由な時間を確保したい」と考える人にもおすすめです。ただし、自由な時間を確保したいのなら、案件の調整が必要になります。

特に上限もないため、高収入をめざしたいかたにも向いている仕事です。

【体験談】Webライターは難しいけれど楽しい!

【体験談】Webライターは難しいけれど楽しい!

ひとことで「Webライター」といっても、業務内容は多岐にわたります。執筆・構成・リライトなど、人によって対応している業務もさまざまです。WordPressへの入稿が必要な仕事もあります。覚えることが多いため、けっして簡単な仕事だとはいえません。

しかし、個人的にはやりがいもあって楽しい仕事だと感じます。飽きることもなく、対人面でのストレスは少なめで、時間も自由です。

メリット・デメリットも人によって違うでしょう。私にとってはメリットの多い仕事です。今後も技術は進歩していき、やがてAIに取って代わられるかもしれません。それでも、対応できる仕事がある限りは続けたいと考えています。

挑戦しやすいことが、Webライターの大きなメリットです。ただし、続けられるかたばかりではありません。とはいえ、初期投資が大きくなければ、挑戦してから辞めてもデメリットは少ないでしょう。

「Webライターを本業にして不安がないか」についての記事もありますので、ぜひ併せてご確認ください。→【体験談】Webライターで生活できる?ライター生活に不安はある?

デメリットがあるものの魅力的なのがWebライターの仕事

デメリットがあるものの魅力的なのがWebライターの仕事

未経験者や初心者からでもWebライターへの挑戦は可能です。日本人の平均年収は減少傾向にあります。ダブルワークを推奨する会社も増えているのが現状です。クラウドワークスのようなクラウドソーシングを活用すれば、誰でも手軽にWebライターの仕事に挑戦できます。

もちろん、企業との直接契約も可能です。時間を使い、努力をし続けて行けば、収入を上げられる可能性があるでしょう。

ただし、まったくの初心者からWebライターを本業にしてしまうと、苦労する可能性もあるでしょう。会社員と違って、Webライターには有給休暇も賞与も基本的にはありません。それでも、Webライターはメリットの多い仕事です。

興味があるなら、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。



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