Webライターは1日にどのくらいの文字数を入力するのでしょうか。これからWebライターを始めるにあたり、気になるかたもいるでしょう。
そこで今回は自分が実際に1日で入力している文字数と、2021年7月17日に他のWebライターさんに行ったアンケートの結果を紹介します。
なお文字数に対する考えかたは、人により違うものです。多ければ良いというわけではありません。今回はアンケート+体験談としています。ご承知おきください。
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Webライターにアンケート!1日に入力する文字数は?
2021年7月14にSNSで行ったアンケートの結果です。
【ライターの皆様に質問】「1日の対応文字数、平均どのくらいですか」アンケート | |
総投票数 | 133票 |
開催期間 | 2日 |
投票結果 | |
~3,000文字 | 27.8% |
~5,000文字 | 39.8% |
~10,000文字 | 28.6% |
~20,000文字 | 3.8% |
投票結果によると1番多かったのは、5,000文字で39.8%です。8時間稼働なら、時速625文字となるため、実現不可能な数字ではないと推測されます。
またアンケートでは「10,000文字くらいまで(月2~3回15,000文字)」というご回答もいただきました。
アンケートにご協力くださったWebライターの皆様へ。お忙しい中ご協力をいただき、ありがとうございました!! |
Webライターが1日に打つ文字数は個人差が大きい
1日の入力文字数には、ライターによって大きく違います。また「必ずこの文字数を打たなくてはならない」というものでもありません。
対応する記事の専門性・ジャンル・稼働時間・稼働日数、それぞれ全員違うはずです。またリサーチが多ければ、1日あたりの文字数は減る可能性もあります。
契約している仕事の文字単価(記事単価)が良ければ、1日の文字数が少なくても、まとまった収入になるでしょう。
そのためWebライターが1日で対応する文字数には個人差があって当然なのです。
1日あたりの目標文字数はどうやって算出できる?
「目標とする金額÷稼働日数」で計算すると、1日あたりの目標金額が算出できます。
さらに「1日あたりの目標金額÷文字単価」。
この計算により1日あたりの目標文字数自体は分かります。
文字数やスピードだけを意識するのはリスクが高い
対応文字数とスピードも大切です。しかし、その2つだけを重視するのはリスクが高いため、おすすめできません。
なぜならクオリティが低いと、クライアントに継続してもらえない可能性があるからです。
スピードばかりに気を取られるのはやめましょう。
Webライターの仕事で文字数について考えられる疑問集
過去に見聞きした質問や、初心者が疑問に感じそうなことをいくつか紹介します。個人差が大きい内容も含まれていますので、参考として考えてください。
クライアントは文字数の上限なく依頼してくれる?
文字数の上限なく大量に発注してくれるクライアントも存在します。しかし、すべてではありません。
当然ながらクライアントにも予算があります。外注にかける予算は、クライアントにより違うものです。たくさん書けば収入は上がりますが、たくさん受注できるかは別でしょう。
1記事あたりの文字数は、どのくらいが多い?
企業・メディアにより、1記事の文字数は大きく違います。クラウドソーシングでも直接契約でも、文字数はさまざまです。
私は1000文字~30,000文字前後まで対応経験があります。
平均すれば3000文字前後でしょう。
初心者で文字数が少ないとお金にならない?
文字数が少なくても、分野によっては報酬が高い可能性があります。
そのため、文字数が少ない=金額が低いとは言い切れません。
見出しは文字数に含まれるの?
含むメディアもありますし、本文だけというメディアもあります。
契約時に確認するのが確実です。
クラウドソーシングでの文字数が多くて低単価の案件はどう?
「ライティングの基礎が学べる!」として文字数が多く低単価、という案件もあります。
リサーチの時間を含めて、自分が文章を作成するのに必要な時間を考えてみてください。そのうえで無理なく続けられて不満に感じない仕事を選ぶのがおすすめです。
1日あたりに対応できる文字数を多くする方法はある?
スピードには個人差があるはずですが、毎日続けていれば、多くなっていくと感じます。何事も練習・訓練しかありません。
私は自分のブログを2~3運用。書き続けるのが1番の上達方法だと考えています。
今より時間があったころは、afbの記事ひろば用の記事を毎日作っていました。腕試しにもおすすめのサービスです。
文字数が指定より大幅に少ない(多いとき)どうする?
文字数が指定よりも大幅に少ない・大幅に多いならクライアントに相談します。
大幅にオーバーした経験はありません。
ただしいくつかの要素から、「指定より文字数が少ない」という経験は数回あります。対応前から想定されていて話題にもしていたため、すぐクライアントに相談して対処しました。
確定した段階でクライアントに相談するとスムーズでしょう。
【体験談】Webライターの私が1か月で対応した文字数
ここで体験談として、フリーランスのWebライターをしている私が、2021/6/1~6/30で対応した文字数を紹介します。
私より多い人も少ない人もいますので、あくまで一例です。受注が多かったのは、とても嬉しく感じています。とはいえ文字数だけでは判断できないというのが私の考えです。
なお6月は通常より対応した文字数が多めでした。その前提でごらんください。
6/1~6/30で対応した文字数
紹介する文字数は、ブログやnote、Twitterなどを含みません。
期間 | 6/1~6/30 |
休日数 | 1.5日 |
文字数 | 395,000文字(端数カット) |
※6/1~6/25で1度計算していましたが、最終が出たので数字を変えています。このあと5000対応予定なので、400,000文字が着地予定です。
1.5日休んだので、実働は28.5日。1日あたりの文字数は14,035です。実際の対応は1日あたり8,000~23,000文字となっています。
※この月は結果的に特に多めとなりました。7月は32万文字、8月が33万文字です。2022年に入ってからは少なめで、1月度は31万文字でした。
1日の過去最高入力文字数は?
2021年6月の段階で、過去最高文字数は1日あたり27,000文字。かなり無理をした数字です。
この27,000文字は、リサーチがない記事が多かったから達成しました。作業に近い記事が比較的多かっただけで、全記事リサーチありなら、いまの私には無理です。
記事は書いて終わりではなく、当然あとからチェックを行います。
27,000文字以上も不可能ではありません。それでも、なるべく20,000文字以下に抑えるようにしています。
1日で14,000文字は大変じゃないの?
大変な日もあれば、そう感じない日もあります。テーマやキーワードによっては、相当苦戦する日もあるもの。またルール(レギュレーション)にも左右されます。
特殊スキルがあるわけではないため、効率を上げる方法を模索する日々です。
1つのお仕事だけで1日に14,000文字を対応しているの?
私の場合は5社くらいの仕事の組み合わせです。これも個人差があると考えています。
ちなみに副業時代は、もっと少なめでした。SEO記事も、そうではない記事もあります。
得意ジャンルなら1日に入力する文字数は多くなる?
ケースバイケースです。得意ジャンルで対応可能文字数が減るときもあります。それは言葉や表現1つとっても選ぶのに時間が掛かるからです。1行書くのに1時間というときもあります。
自分の上限を知ることに意味はあるの?
個人的には、多くても少なくても、上限の把握自体には意味があると感じます。依頼があったとき、無理なく請けられるかの判断材料に出来るからです。
「上限を増やしていく」「単価を上げていく」など、目標を決めるのにも役立ちます。
文字数が多いと質は悪くなる?
個人差があると考えています。私は「質と量」を追求したい考えを持っています。
文字数の上限とは「質を維持して書ける文字数」です。
ライターとしてSNSアカウントを運用開始したとき、「文字数が多い=質が悪い」という意見を多数見かけました。その衝撃が未だに忘れられません。
ただしそういう意見を知ることが出来たのは大きなメリットだとも思っています。
文字数は個人差が大きめ!無理せず自分のペースで
SNSを使っていると、フォローしているかたが1日あたりで対応している文字数を知る機会もあります。しかし基本的には気にしなくて大丈夫です。
目標とする金額を達成する方法は、文字数を増やすことだけではありません。「専門性を高めて文字単価をアップさせる(高単価を狙う)」という効率の良い方法もあります。
案件やメディアにより、求められる文字数も作成に掛かる手間や専門性も違うもの。また専門性が高い記事でも、資格や知識がありスピーディーに対応できるWebライターもいるのです。
なぜ、この記事を書いたのか。それは、文字数を気にする人が多いと感じたからです。早い段階で高収入を確保したいなら、当然努力が必要です。しかし初心者が最初から15,000文字・20,000文字と書くのは、相当きついでしょう。
比べて悩んだり迷ったり落ち込んだりする必要はない、と考えています。無理せず自分のペースで、どう対応していくのがベストなのかを考えるのがおすすめです。