「Webライターに挑戦したい」と考えているかたから聞かれがちな質問は次の2つです。
- 資格は必要?
- 何を準備すればいい?
確かに、未経験から挑戦するなら、資格が必要なのか気になるのも無理はありません。本記事では、Webライターにおすすめの資格、取得によるメリット・デメリットを紹介します。
Contents
Webライターに資格は必要?
Webライターに必須となる国家資格はありません。知識やスキルの証明にはなる民間資格はあるものの、取得しなくても大丈夫です。
特に資格を有していなくても、フリーランスで活躍しているライターは大勢います。そのため「絶対に資格が必要」だとはいえません。
資格よりも大切なのは、文章力や読解力です。ただし、医療・介護・福祉・法律・金融などを始め、各種分野の専門知識や資格はあれば役立ちます。特定のジャンルに関する資格を所有している場合、高単価の案件獲得につながる場合もあるでしょう。
とはいえ、まったく知識がない状態から記事を書くのは大変です。また「文章を書くのが好き」だけで案件を獲得するのは難しいと考えられます。そのため、ゼロからWebライターに挑戦するなら、資格の勉強をしてみるのもよいでしょう。スキルアップにも役立ちます。
Webライターにおすすめの資格5選
Webライターに関連する資格も増えてきました。Webライティングのノウハウに関する資格だけでなく、日本語に関する資格もあります。
本記事では、一般的に「おすすめ」とされている資格を5つピックアップしてみました。
試験によっては特定の講座の受講が必要です。どのような資格なのか概要を紹介しますので、興味があったら公式サイトをチェックしてみてください。
(各金額は2024年時点のものです)
Webライティング能力検定
適切なWebライティングの普及を目的としているのが一般社団法人日本Webライティング協会の「Webライティング能力検定」です。Webライティングだけでなく、倫理・法律、炎上対策も受験科目に含まれています。
検定費用は17,600円、動画講座セットの場合は25,300円です。YouTube動画講座は添削指導と完全返金保証つきとなっています。
WEBライティング技能検定
一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会による民間資格が、「WEBライティング技能検定」です。月1回WEB上で行われる検定試験で、試験料は6,000円となっています。
ただし、「WEBライティング技能検定」は「WEBライティング技能検定講座」の購入者が対象となる試験です。WEBライティング技能検定講座は受講料が39,600円となっています。
SEO検定
SEOに特化している民間資格が、「SEO検定」です。1級から4級まであり、試験は札幌・仙台・新潟・東京・横浜・名古屋・京都・大阪・神戸・広島・福岡・沖縄で開催されます。
受験料は以下のとおりです。
1級 | 8,800円 |
2級 | 6,600円 |
3級・4級 | 5,500円 |
合格をめざす人のために、ダウンロード学習コース(12,000~20,000円)も用意されています。
日本語検定
日本語を使うすべての人のための検定となっているのが「日本語検定」です。資格勉強によって、漢字・表記・敬語など基本的な日本語を学べます。日本語検定は1~7級までで、検定料は以下のとおりです。
1級 | 6,800円 |
2級 | 5,800円 |
3級 | 4,300円 |
4級 | 3,000円 |
5級 | 2,300円 |
6・7級 | 2,200円 |
1級と2級などの併願も可能です。
文章読解・作成能力検定
文章力向上に役立てられるのが、「文章読解・作成能力検定」です。2級・準2級・3級・4級があり、併願はできません。
2級 | 4,000円 |
準2級 | 3,000円 |
3級 | 3,000円 |
4級 | 2,000円 |
ビジネスや入試にも役立てられるとして、文章読解・作成能力検定は団体受検も行われています。
「資格試験は考えていないが初心者なので知識は身につけたい」と考えるなら、講座だけを受講する方法もあります。ただし、高額で実態のわからないセミナー・通信講座・スクールも多く存在しますので、注意が必要です。
講座を受講するなら、大手で料金体系や内容が明確なものを選びましょう。
大手メディアでの掲載実績を多数持ち、無料体験レッスンを行っているのが女性を対象にしている「SHElikes(シーライクス)」です。SHElikesでは、全45以上の豊富な職種スキルが定額で学び放題となっています。Webライター以外の職種もあるため、キャリアアップを考えるかたにもおすすめです。
SHElikesには無料体験レッスンがあります。どのようなレッスンなのか体験してみると、役に立つか判断しやすいでしょう。
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Webライターが資格を取得するメリット
Webライター、またはWebライターをめざす人が資格を取得することによって得られるおもなメリットは次の3つです。
- 資格勉強で知識が身につく
- 知識を証明できる
- 自信になる
3つの大きなメリットについて紹介します。
資格勉強で知識が身につく
資格を取得するための勉強は、基本的な知識が身につくというメリットがあります。特に、日本語検定や文章読解・作成能力検定のような「基礎的文章力」につながる試験の勉強は、文章力向上に役立つでしょう。
SEO検定もWebライターには役立つ知識です。ただし、SEOは変化していくものであるため、知識を身につけるだけでなく、アップデートしていかなくてはなりません。
いずれの資格でも、不合格だとしても場合でも身につけた知識は活かせます。
知識を証明できる
資格の取得は、自分自身が持つ知識の証明になるというメリットもあります。「文章が書けます」「知識があります」といっても、実績がなければ証明する手段はありません。実績がない人にとっては、資格がアピール材料として役立つ可能性もあるでしょう。
ただし、実績がなくても、テストライティングへの合格やポートフォリオなどが補助してくれます。そのため、「実績がない=資格が必要」ではありません。
自信になる
各種資格での合格は、自信になることもメリットのひとつです。Webライターとしてお仕事を始めようにも、自信がないと思う人もいます。しかし、資格を取得すると、自信を持ってアピールできるでしょう。
ほかのライターと差別化できる・強みにつながるという考え方もあります。
Webライターが資格を取得するにあたっての注意点
資格の取得には注意点もあります。特に気をつけたいのが次の3つです。
- 費用がかかる
- 資格の知名度が低い
- 資格があっても案件を獲得できる保証がない
注意点についてもそれぞれ紹介します。
費用・時間がかかる
各種検定試験の取得には費用がかかります。金額はピンキリですが、1~2級は検定料も高めです。また、検定料だけでなく、テキストも用意しなくてはなりません。さらに、資格取得のための勉強には、時間も必要です。
- すでにWebライターをしていて忙しい
- 本業がある
そのような状況で、資格取得のための勉強をするのは大変です。どのくらいの費用・時間を使えるのか、考えてみる必要があります。
資格の認知度が低い
認知度が低いことも、Webライティング関連の資格を取得するうえでの注意点のひとつです。Webライティング関連の資格は新しいものが多いため、広く知られているわけではありません。そのため、次のような状況も考えられます。
- 資格を取得したがアピールに役立たたなかった
- クライアントに所有資格を聞かれて答えたものの相手が知らなかった
上記のような状況になった場合、「せっかく取得したのに」と思う可能性もあるでしょう。
資格があっても案件を獲得できる保証がない
案件を獲得できる保証がないことも、Webライターが資格を取得するときに気をつけておきたい注意点です。
資格が有利に働く可能性はあります。ただし、絶対ではありません。資格の有無よりも、実績を重視する企業もあります。
そのため、資格の取得と並行して、実績を作っておくのがおすすめです。案件を獲得できないなら、自分でブログなどコンテンツを作っておくと役立ちます。
資格がなくてもWebライターは始められる!
Webライターは、特に資格がなくても始められる仕事です。実際に、資格なしで活動しているライターも大勢います。今まで、案件への応募時に資格の有無を聞かれた経験は1度しかありません。
個人的に、一番大切だと思うのは「諦めないこと」です。読解力や文章力が優れていても、「案件が獲得できない」と諦める人もいます。しかし、諦めてしまえばそれまでです。諦めずに応募し続けていれば、Webライターの仕事を見つけられるでしょう。
ただし、資格の勉強はスキルアップに効果的な方法です。
興味があったら、ぜひ応募も検討してみてはいかがでしょうか。
Webライターに必要なスキルを紹介した記事もありますので、ぜひご覧ください⇒Webライターに必要なスキルとは?スキルアップの方法も解説