【Webライターにアンケート】契約している会社の数はどのくらい?

ライターの仕事では、複数の会社(クライアント)と契約している人が多い傾向にあります。では何社くらいと契約するのが一般的なのでしょうか。

ふと疑問に思ったので、2022年9月にアンケートを行いました。

ライターの仕事を始めるにあたって、参考に知りたいと感じる人もいるでしょう。アンケートの結果を紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。



契約社数のアンケートをした経緯

契約社数のアンケートをした経緯

契約社数のアンケートをしたのは、タスク管理中に気になったからです。

私は毎月クライアントごとにリストを作り、タスク管理をしています。

今年は年末の入院に伴なって、残念ながら1社辞退の連絡をしました。そこで、ふと「他のライターさんは何社と契約しているのだろう」と思ったのです。

2016年のものですが、クラウドワークスの「みんなのお仕事相談所」には、以下のような質問がありました。

分野の差はあるでしょうが、5社引き受けて15000円ぐらいです。
ここで相談なのですが、皆様、何社と契約し幾らぐらい稼いでいらっしゃいますか?(引用元:引き受ける仕事の数について – みんなのお仕事相談所 [ID:7141]クラウドワークス)

この相談者は会社の代表取締役で、ライターは副業とのこと。

回答欄だけ見ると、かなり手厳しいことが書かれています。しかしそれはクラウドワークスでの話です。実際に気になる人もいるようなので、アンケートを実施してみました。

Q.ライターとして何社と契約していますか?

Q.ライターとして何社と契約していますか?

アンケートの実施日:2022年9月17日

【ライターの皆様に質問】「ライターとして何社と契約していますか」アンケート
総投票数 67票
開催期間 7日
投票結果
1社 11.9%(8人)
2~5社 74.6%(50人)
6~10社 10.4%(7人)
10社以上 3%(2人)

もっとも多いのが「2~5社」です。しかし1社のみと契約している人も1割を超えています。10社以上と契約している人も2人いました。

このアンケートは副業・専業ライターどちらも含んだ結果です。どちらかに絞ると、また別な結果になる可能性があるでしょう。

もちろん、どれがベストかは人によって違います。会社によって単価も大きく違うため、1社との契約だけで生活できる人もいるはずです。そのため無理に平均と揃えたり、増やしたりする必要はないと感じます。

過去に「1日に対応する文字数」についてのアンケートも行っていますので、併せてごらんください。⇒【Webライターにアンケート】1日に書く文字数はどのくらいなの?

私の契約社数・執筆文字数・収入の推移

個人的に、2022年1月~9月の契約社数・執筆文字数・金額の推移をまとめてみました。

※金額はグラフのみで非公開です。

受注は7~9社の範囲でした。5月に1社完納になり、それ以降の納品はありません。

それ以降もトータルのクライアント数は基本的に変わらず。この期間は単発のお仕事をしていません。対応数が少なかった月の理由は以下の通りです。

  • 4月……入院
  • 8月……クライアントの夏季休暇

1月よりも9月は文字数が減り、収入は上がっています。記事単価の仕事が多くトータルの執筆文字数が減ったためです。

相変わらず文字数は多めですが、徐々に減っているのが分かります。

2021年6月との比較

本ブログ内で、2021年6月に「1日の文字数」アンケートも行いました。そのなかでは私が6月に対応した文字数も紹介しています。2021年6月は395,000文字でした。

※金額はグラフのみで非公開です。

2021年 2022年
休日数 1.5日 4日
文字数 395,000文字 327,741文字

2022年には休みが0.5日増え、全体的な対応文字数もダウン。ただし金額は上がった状態です。395,000文字は私が過去に対応したなかでも比較的多い数字でした。そのため休日数が少なくなっています。

稼働状況の分析も大切

会社員時代、売上のデータを取ったり比較したり、といった分析はそれほど好きではありませんでした。しかし自分一人で稼ぐにあたって、ようやく重要性を実感しています。

グラフ自体は初めて作りましたが、月々の文字数や金額の比較は定期的に実施。

私は基本的に何もなければ同じクライアントと長く仕事をしたいタイプです。そのため分析をしても「利益率が低いから辞退」とまではいきません。それでも仕事の比重が変わると、労働時間や対応文字数に変化が生じます。

そこで現在は稼働状況の分析は大切だと感じている次第です。

契約社数=収入になるとは限らない

契約社数=収入になるとは限らない

契約社数=収入になるとは限りませんので注意が必要です。文字単価/記事単価次第で、状況は大きく変わります。直接契約・クラウドソーシングどちらの場合でも同じです。

単価が低い仕事に注意

クラウドワークスにある「みんなのお仕事相談所」だけ見ると、状況はシビア。質問への回答には、以下のようなものが見られました。一部を引用して紹介します。

私の言った5万円は、クラウドワークスで、五万稼げるだけで十分ですっていう意味です。
20万は夢物語っていう意味です。(引用元:引き受ける仕事の数について – みんなのお仕事相談所 [ID:7141]クラウドワークス)

私自身はクラウドワークスだけ、というわけではありませんがいくつかのチャネルを利用した上で、webライターの仕事だけで月収40万円超にはなっています。(引用元:引き受ける仕事の数について – みんなのお仕事相談所 [ID:7141]クラウドワークス)

「20万円は夢物語」とあります。しかし現実にはクラウドワークスで1社20万円以上の契約も経験しました。ランサーズも同様です。

ただしクラウドソーシングには単価の低い仕事が多く存在します。そこから手数料を引かれるため「稼げない」という可能性も出てくるでしょう。

ライターの仕事を始めても、やめていく人は大勢います。1社あたりの金額が低いなら、契約社数を増やさなければならなくなるでしょう。

超低単価の仕事だけを複数受け続けていくと、疲弊するのも無理はありません。だからといってスキルや実績がないうちは、高単価の仕事は得づらいもの。参入障壁は低いものの、けっして楽な仕事ではない点に注意が必要です。

収入を上げるなら直接契約の検討も必要

仮払いシステムを始め、クラウドソーシングにもメリットがあります。ただし手数料も大きいのが現状です。

  • 手数料が安いクラウドソーシングも併用する
  • 直接契約にも積極的に応募してみる

収入を上げたいと考えるのなら、上記のような対策も必要です。ただし収入を上げるためにはスキルを上げていく必要もあります。

直接契約については以下の記事で紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。⇒Webライター募集はどう探すの?企業と直接契約をする方法を紹介

契約社数は2~5社が多い傾向

契約社数は2~5社が多い傾向

2022年9月に実施したアンケートの結果では、2~5社と契約している人が多い傾向にありました。ただし分母が小さいため、ライター全体で見ると違う結果になる可能性もあるでしょう。

私は7~9社ですので、比較的多めのようです。

直接契約だった場合、取引先が少ないと、作る請求書や帳簿記載の手間が少なくなります。しかし対応完了や契約終了時に「仕事がない」という事態に陥るのがデメリットです。

複数社と契約すると、契約終了によるリスクは分散できます。ただし月末の請求書作成は若干大変になるのがデメリットです。また各社とのやりとりで時間を取られる日もあるでしょう。

ベストな契約件数や収入は人によって違うもの。

私は契約社数は大きく変えたくないものの、対応文字数は減らしたいと考えています。そのうえで収入を維持またはアップできるのが理想です。

漠然と仕事を続けていると、状況を変えるのは難しいもの。「収入が増えない」と感じるとき、ただ契約社数を増やすだけでは大変になってしまう可能性があります。

状況の分析を行って目標や目安を決めて、対応内容について考えてみてはいかがでしょうか。

最後になりましたが、アンケートにご協力いただいた皆様ありがとうございました!



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