詩や小説などの創作は得意ですか。得意ならシナリオのシナリオに挑戦するのもおすすめです。もちろん簡単だというわけではありません。しかし創作を愛しているのなら、その力が生かせるでしょう。
youtubeなどで使われている動画の「シナリオ」も依頼が多い仕事の1つです。
クラウドソーシングサービスでも多数募集が出ています。ピンキリですが他の記事より単価高めな仕事も少なくありません。
シナリオの仕事について、実務経験ベースで簡単に紹介します。
Contents
シナリオとは
シナリオとは日本語でいえば「脚本」のことです。特定のテーマをもとに、場面変化やセリフ、登場人物の動作を書きます。
「文字数」「登場人物の設定」「いいまわし」「オチの付けかた」などは依頼により、それぞれ違うもの。基本的には指示書があり、その内容に従います。
webライターが書く他の記事とは違い、創作の要素が多いのがシナリオの特徴です。
小説などを書くのが得意なかたには楽しめる仕事だと考えられます。しかし事実を調べて書くのが得意なかたには大変かもしれません。
実際に対応したシナリオの例
実際に対応したパターンをあげてみます。
1.流れが全てが決まっているもの |
2.テーマだけが決まっているもの |
3.全部お任せのもの |
1は意図とズレたものになるリスクが低く、気持ちが楽です。2と3は要望を完全に把握する必要があります。
3については「読みたいので」と依頼をいただいたものもあり、非常に自由でした。
人によって、どれが楽か違ってくるでしょう。
シナリオの書きかた
シナリオの書きかたを紹介します。といいたいところなのですが、案件次第です。
インターネットには「シナリオの見本」も多数存在しますが、参考にならない可能性もあります。指示書に従う必要があるからです。
LINEでの会話、短い映像作品など、依頼内容は多岐に渡ります。
現在は事件事故をまとめたものや、漫画動画が多く見受けられるようです。
さらに提出するフォーマットも違います。
対応する場合は、記事見本が用意されるはずです。実際の作りかたは、クライアントから提示される見本を参照にしてください。私は毎回、フォーマットを把握するために見本をいただくようにしていました。
LINE動画シナリオ・漫画や動画シナリオについて、冒頭部のみ、1つのシチュエーションでシンプルな文を2種類作ってみます。AB表記にしていますが、名前を入れる場合もあります。
※繰り返しますがクライアントからの見本を参照してください。
まずはLINEでの会話です。時間は入れることもあれば、入れないこともあります。
次は映像での会話です。
今回は「挨拶から始まり、会話が発展していく」というイメージです。
シナリオは、基本的には起承転結で構成します。
シナリオのメリットとデメリット
「シナリオの仕事」を7~8種類対応して感じたメリットとデメリットを紹介します。
依頼により内容は違うとご承知おきください。
単価も、内容も、まったく違います。対応してみなければ分からない部分も大きいもの。実際にシナリオを受ける場合は、依頼内容をしっかり確認することを強くおすすめします。
「シナリオ」のメリット
シナリオの仕事でのメリットには、以下が考えられます。
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シナリオは「記事単価」で設定されている仕事も多めです。最低文字数が決まっています。記事単価であれば、その文字数を越えた分についての支払いはありません。それでも私が対応したものについては金額が高めでした。
話を組み立てるのが得意な人であれば、それほど時間も掛からないでしょう。
Webライターの仕事はリサーチに時間をとられますよね。ゼロではないとはいえ、リサーチが少ないのは大きなメリットだといえます。
「シナリオ」のデメリット
シナリオの仕事でのデメリットには、以下が考えられます。
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例えば私は過激な表現が苦手です。「物足りない」と指摘された経験があります。喧嘩の場面なども、どうしても表現が柔らかくなるのです。依頼内容によっては、思うように書けずハードだと感じます。
またシナリオが使われる媒体によっては「量」が求められます。量が求められる場合は納期がタイトな傾向が強いです。
正直なところ創作系の短納期はきついと感じます。
「シナリオ」を書くにあたって
Webライターの仕事は、事前調査に多大な時間を使います。しかしシナリオは事前調査も少なめなので、時間効率は良いです。
難易度は低いとはいいません。むしろ難しいところも多いジャンルだと考えています。
分かりやすくて丁寧なだけでは要求を満たさず、「おもしろさ」「過激さ」などが求められるものも多いからです。
私の場合はシナリオを書くにあたって、クライアントの意向にあわせつつ「時間軸や設定に変なところがないか・性格などにブレがないか・リアルか」についても意識しています。そうなってくると検証することだらけなので、結局それなりの時間は必要です。
正解がないのも難しいところ。しかし、おもしろい作品を見つけたら「どこにおもしろさがあるのか」を考えるとヒントになるかもしれません。
書籍でチェックしてみるのも良いでしょう。
書いてみなければ相性が良いかは分からない!
Webライターを始めたばかりなら、「シナリオの執筆経験がない」というかたも多いでしょう。ただ、実際に書いてみなければ、相性が良い仕事かどうかは分かりません。
試す価値はあります。
クラウドワークスなど、クラウドソーシングサービスでも案件が募集されています。
webライターで「創作」が好きなかたは、挑戦してみてはいかがでしょうか。